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反り腰 セルフチェック

目次
 
反り腰とは?

反り腰とは、腰椎の過前弯のことで、元々、腰椎は生理的前弯といい少し反っているのが普通ですが、その反りが過剰になっている状態をいいます。

「そんなの知ってたよ〜」と思った方いると思いますが、、

「反り腰を治したくて」と来られたお客様が反り腰でなく、スウェイバック姿勢(骨盤前方シフト)だったというケースもよくあります。

こういった場合、反り腰のセルフケアをしても良くならないかもしれません..

その他の見るべきポイントとしては、

  • 骨盤が前に倒れている
  • 骨盤の後方にシフトしている
  • 股関節が曲がっている

などの特徴があり、全てが当てはまるわけではないですが目安として見れると良いです。

反り腰も含めたその他の不良姿勢にも言えるデメリットとしては、

筋肉の過緊張や機能低下、骨のポジションや重心など身体のバランスが崩れた状態のため、体型だけでなく痛みやハリ、コリなどの不調にも繋がります。

反り腰のセルフチェック法

ここでは反り腰(ロードシス姿勢)を判断するための3つのセルフチェック法をご紹介します。

①骨盤の前傾

骨盤が前傾すると、運動連鎖として腰椎が伸展アライメントになりやすく、、

骨盤前方トライアングル

骨盤の適切な傾きは、立った姿勢で上前腸骨棘(ASIS)と恥骨結合を結んだ三角形が床に対して垂直であるとされています。(この三角形が前に倒れていれば骨盤は過前傾、後ろに倒れていれば後傾となります)

これをわかりやすく確認できる方法として、壁を使った姿勢チェック方法を紹介。

  1. 壁に踵、お尻、肩甲骨、後頭部をつけます。
  2. このとき腰と壁の隙間に手のひらを入れてみましょう

※手のひら1枚分であれば理想、それ以上隙間がある場合は骨盤は過前傾、入らない場合は後傾となります。

②肋骨のリブフレア

正しい姿勢と反り腰の比較イラスト

画像を見てわかる通り反り腰と肋骨のリブフレアとの関係は、反り腰になることで骨盤は前に倒れ、下位肋骨は広がり前に突き出る状態になります。

リブゲージのイラスト

リブフレアは肋骨弓の角度が91度以上開いている状態なので、本の角などを剣状突起に合わせそれより開いていればリブフレアの可能性があります。

③深くしゃがめない

フルスクワットする子どもたち
  1. 足幅を肩幅程度に開いてつま先は正面に向けます
  2. つま先と膝の方向が同じ方向を向くように深くしゃがんでいきます
エラーポイント
  • 深くしゃがめない
  • つま先や踵が浮く
  • 脛が疲れる
  • 股関節の詰まり感
  • 膝やつま先が外に向く、、など。

反り腰になると重心移動が上手くできない、腰椎骨盤リズムが適切に行えないなどが原因で上記のエラーが起こります。

1つでも当てはまれば、反り腰の可能性があります。

まとめ

冒頭でお話ししたように、一般的に反り腰というと「腰(腰椎)が反っているように見える」というところでの判断だと思いますが、

反り腰(ロードシス姿勢)には大きく分けて2種類。さらにスウェイバック姿勢もあり、パッと見で腰反って見えることから一括りにしがちです。

どの姿勢にも限らず、

静的アライメントと動的アライメントを合わせて、評価と結果がこうだったから..と理由づけしなければなんとなくのアプローチになってしまいます。

「筋肉が硬くなっているから」と解釈してしまい、ストレッチやマッサージでどうにかしようとするのはNGで・・

機能的に姿勢の取り方がわからなくなっている身体に対して、モーターコントロールとして使い方を学習することが重要になります。

反り腰の改善に運動アプローチを取り入れていない方は、是非取り入れてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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